

透析室紹介
当院は桜で有名な吉 野の玄関口に位置し、桜の花をイメージしたデザインとなっておりインテリアにもこだわって、白を基調とした施設が多い中、透析室の床は木目調のフローリングを施し、患者休憩室は快適でリラックスしていただけるようなラウンジとなっています。

●透析室(血液浄化環境)
当施設では個人用透析装置1台、多人数用透析装置41台、計42台の装置があります。治療はHD、HDF(on-line HDF、off-line HDF、i-HDF)に対応しています。 オンラインHDF(血液濾過透析)は、通常の一般的に行われている血液透析(HD)に加えて大量の置換補充液を使用して血液濾過という治療を行うため、通常の血液透析に比べ、メリットがあります。
血液透析だけでは除去しきれない分子量の大きい尿毒素をオンラインHDFでは除去できるため、骨・関節痛、イライラ感、不眠、食欲不振、腎性貧血などの改善が期待されます。しかし、オンラインHDFを行うためには、細菌やエンドトキシンを測定感度以下になるまで透析液を清浄化しなければなりません。細菌やエンドトキシンに汚染された透析液で透析を行っていると、栄養状態の悪化、貧血の進行、炎症や動脈硬化など様々な合併症をもたらすからです。

当院では日本透析医学会の透析液水質基準に基づいて、毎月透析液のエンドトキシン測定と生菌数検査を行っており、厳重な管理体制のもと水質管理を行い、常に清潔で安全な透析液を供給しています。
●バスキュラーアクセス管理と各種検査
東芝メディカルシステムズ社製「Viamo」超音波検査(カラードップラー・パルスドップラー付)を用いたバスキュラーアスセス管理を定期的に行うことにより、アクセストラブルを未然に防げるように努めています。
透析合併症に対しては、院内の種々の特殊検査の充実とともに、地域の基幹病院との連携で診療水準の向上に努力しております。
主な特殊検査としては、腹部エコー・心エコー・CT検査・大腸CT・胃透視・骨密度検査・心電図検査等を実施しています。

